JR北海道は、2021年10月・11月に「ラベンダー」編成および「はまなす」編成で運転する特急列車の運転日を発表しました。
「多目的特急車両」として製造されたキハ261系5000番代、通称「ラベンダー」編成・「はまなす」編成は観光列車のほか、石北本線や宗谷本線を中心に定期の特急列車としても運用されています。10月・11月は宗谷本線の特急「宗谷」(札幌駅〜稚内駅間)および「サロベツ1〜4号」(旭川駅〜稚内駅間)に投入されます。これらの列車は10月8日(金)〜29日(金)に「ラベンダー」編成、11月16日(火)〜30日(火)に「はまなす」編成により運転する日があります(運転時刻と運転日カレンダーは下表を参照)。
広大な北海道内の移動を有意義に活用できるよう、「ラベンダー」「はまなす」編成では全車両で無料Wi-Fiが利用できます。コンセントとインアームテーブルも全座席に装備されており、パソコン作業にも適しています。大きな荷物も安心しておける荷物置き場も各車両に設けられています。また、自由席車両のうち1両は落ち着いた雰囲気の「ラベンダーラウンジ」「はまなすラウンジ」で、ボックス席と窓向きカウンター席が並んでおり、感染拡大防止のためのクリアパーティションも設置されています。
「宗谷」「サロベツ」の通常編成は4両で、指定席3両(うち1両の半室はグリーン車)および自由席1両で構成されています。「ラベンダー」「はまなす」編成で運転する日は5両編成となり、うち指定席3両、自由席2両でグリーン車は連結されません(編成表は下表を参照)。車両を増結して6両以上で運転する場合もあるとのことです。なお、急きょ使用車両は変更される場合があります。
「ラベンダー」「はまなす」編成で運転する特急列車の指定券は、運転日の1か月前午前10時から全国の主なJR駅の「みどりの窓口」や主な旅行会社で発売されます。